Jan 25, 2014

SHOWCASE 2013 Catalogue

2013年11月2〜4日に東京・渋谷で開催されたSHOWCASEの図録で、「デザインを鑑賞する」という題で総括的なテキストを執筆。SHOWCASEはE&Y、メソッド、スープ・デザインが主催したデザインエキシビションで、藤城成貴、中山英之、織咲誠、スズキユウリらが参加。賛否両論がありながらも、個人的にはとても気に入った展示だったので、こういうかたちでかかわれたのはよかった。

テキストでは、1990年代後半以降にクリティカルデザインはじめ新しいデザインの流れが世界的に存在感を増したことと関連して、昔ながらの定義に当てはまらない「デザイン」を鑑賞の対象にする動きを取り上げた。この展覧会が賛否両論だったのは、デザインを鑑賞する意義が日本に根づいていないことと関係しているはず。同時期に東京都現代美術館で開催されていた「うさぎスマッシュ展」はじめ、状況は変わりつつあるけれど。