May 15, 2009

pen, May 15, 2009

1冊まるごと吉岡徳仁さんについての特集。彼の現在までの経緯を探るページ、作品を読み解くキーワードのページの一部、最新プロジェクトのページを担当した。吉岡さんにはいろいろなアイテムやテーマについて取材してきたけれど、この号は切り口が独特で、それまでにない話を聞くことができた。

写真は2007年12月のdesign miamiでのインスタレーションの模様。このインスタレーションや2006年のミラノサローネでのレクサスの展示を現地で体験できたことは、吉岡さんの意識を実感する上で役立っているとあらためて感じた。

May 10, 2009

Casa BRUTUS, May 2009

「村上隆、デザイナー宣言!?」という特集で、デザインに接近している村上隆さんの取材記事を書いた。村上さんに取材したのは初めて。平和すぎる世の中に培われた日本人独自の価値観を前向きに受け入れ、十分なインパクトを持たせることで世界にプレゼンテーションし、ビジネスに結びつけていくにはどんなやり方や考え方が有効か。密度の濃い、ためになる取材だった。前後のページでは、デザインマイアミへの出展のリポートや、ビルバオのグッゲンハイム美術館での回顧展の様子なども掲載している。

また同じ号の東京特集では、オープンしたてのtokyo's tokyoやjardins des fleursなどの新しいスポットについて、また1975年以降生まれのプロダクトデザイナーについて書いた。建築家の荒木信雄さんにも取材している。

May 1, 2009

Casa BRUTUS特別編集 椅子大全 May 2009


カーサブルータスのこれまでの記事から、椅子に関するものをピックアップして再編集したムック。ただし新規ページも少なくない。
たとえば超・名作椅子150という25ページにわたる企画は、以前の号の内容を下敷きにしながらテキストはすべて新しくなっている。その原稿と一部アイテムの選定を担当した。

ほかにミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェア(とそれにまつわる鼎談)、ドナルド・ジャッドの家具、倉俣史朗などについて書いている。ただし倉俣史朗のテキスト以外は、今までにカーサで書いたものの再録。

自分がかかわっていないページでは、エットレ・ソットサスの写真と言葉がすばらしくよくて、忘れられない。

写真は150脚にも選ばれたエンツォ・マーリのbox chair。2006年にヴェネツィアで見かけたもの。