Oct 1, 2008

デザインの現場 Oct 2008

特集は「海外サクセスバイブル」。その現代における先駆者として吉岡徳仁さんに取材した。ミラノサローネでの展示、デザインマイアミのインスタレーション、21_21 DESIGN SIGHTのセカンドネイチャー展などの話も織り込んでいる。イサム・ノグチのスタンスに惹かれる、という話が出た。記事のサブタイトルは「デザインもアートも超えて、自由でいたい」。

AXIS, Oct 2008

特集は「アドバンスデザインはどこへ行った?」。「恒例のプロトタイプ特集だが、調べてみると最近は『これは!』というものがとても少ない」という状況認識を起点とした旨が巻頭に記されている。そのため、アドバンスデザインの具体的な事例の紹介を超えて、その存在意義や役割の変化を意識した内容に。担当したのは、ソニーのクリエイティブセンターと東芝のニュースタイルプロジェクトについての取材記事。

ある程度までの概念や技術は出尽くしている。それをどうやってユーザーの体験に結びつけていくかというフェーズに入った。ゆえにアドバンスデザインが変質してきた、という話を聞く。背景には経済環境やエレクトロニクス業界のコモディティ化があり、ソフトウェアのように目には見えにくいアドバンスデザインへニーズが移った面も大きい。