Dec 1, 2003

Luca, Dec 2003

デンマークのフレデリック皇太子が案内するデニッシュデザイン、という約20ページの企画でテキストを担当。コペンハーゲンを中心にデンマーク各地を取材した。

紹介したのはトラップホルト美術館、ルイジアナ美術館、ベルヴュービーチのアルネ・ヤコブセン建築、またフリッツ・ハンセン、ホルメゴー、カール・ハンセン&サン、フレデリシアなどのファクトリー、そしてセシリエ・マンツやペア・アーノルディらのクリエイター。移動距離が長く、たくさんの人に会う。フレデリック皇太子からの日本の読者へのおすすめは、ポール・ケアホルムのPK22とのこと。

Oct 20, 2003

magazine Swedish Style, 2003

2003年秋に都内で開催されたスウェーデンスタイルのオフィシャルマガジンで、いくつかの記事の編集・執筆を担当。デザイナーのDefyra、スウェーデンのオフィス家具事情、スウェーデンのデザインの歴史などについて書いた。いちばん印象深かったのは、剣持デザイン研究所の松本哲夫さんに取材して、H55を取り上げたこと。H55は1955年にスウェーデンのヘルシンボリで開催されたデザインの展覧会で、ヤコブセンやリンドベリといった北欧各国の代表的なデザイナーの作品が展示されたほか、日本やヨーロッパ各国が展示を行った。松本さんは、剣持勇がトップを務めていた当時の通産省・産業工芸試験場のプロデュースのもと、日本の展示の設計を担当していた。

Oct 1, 2003

X-knowledge HOME, Oct 2003

スウェーデンの建築家、エリック・グンナール・アスプルンドを特集した号。それに関連したスウェーデンの建築やデザインを紹介する記事で、建築家のヨハン・セルシング、デザイナーのトーマス・サンデル、ビヨン・ダルストロム、トーマス・バーンストランド、フレドリック・マトソン、アグリー・キュートのメンバーなどに現地で取材した。編集後記にあるように、この年の夏のストックホルムは気持ちのいい日が続いた。

Jun 1, 2003

Esquire, Jun 2003

巻頭のコラム「people」でピエロ・リッソーニに取材。4月のミラノサローネについて訊ねると「かなりたくさんの新作を準備していますが、たぶんどれも注目されないでしょうね」という答え。なぜなら人にあっと言わせるのではない、控えめでさりげない、しかしクオリティの高いデザインを目指しているから、という。

Apr 1, 2003

Esquire, Apr 2003

特集はオフィスのインテリアデザインにフォーカスした「オフィスは愉しく、美しく!」。クライン ダイサム アーキテクツ、カッシーナ・イクスシー、ワイデン&ケネディ、フラワー・ロボティクスなどに取材したが、特に印象的だったのは深澤直人さんのオフィス。深澤さんにお会いしたのは、おそらくこれが最初だった。

この特集では他に「プロの皆さん、エスクァイア編集部を改造してください。」などのページを担当。

Jan 1, 2003

Esquire, Jan 2003

巻頭のコラム「peoples」で、東京デザイナーズブロックのために来日したマーク・ニューソンに取材。今から思うとtalbyのプロジェクトが進んでいた頃で、取材中に日本の携帯電話の状況について訊くと、何も言えないんだよなあ、という感じだった。「柳宗理が好き」「日本刀は究極の美」という話もあった。

彼に会ったのはこの時が初めて。やがてカンタスなどのプロジェクトを成し遂げ、ガゴシアン・ギャラリーの個展を成功させて、彼を取り巻く状況は大きく変わったけれど、その後も何度か取材しているが、態度や話し振りはずっと変わっていない。

写真は2009年のDESIGN MIAMI/ BASELでのマーク・ニューソンの展示から、voronoi shelf。