Jan 21, 2014

ELLE DECOR Feb 2014

2014年のデザイン界のトレンドを予測する特集の中で、いま注目したいデザイナーやデザインイベントなどを挙げた。ミラノサローネのような場では無名に近いながら、自分たちの価値観に忠実な仕事を積み重ねてスターになったパリのシグーのように、独自のペースやスタンスに基づいて活動するデザイナーを個人的に気にしたいというのがひとつ。あとはデザインよりもデコレーションという視点から、空間やプロダクトを捉えるデザイナーに惹かれている。誌面で紹介したのはミラノのStudiopepe、ニューヨークのLeon RansmeierとChiaozza、バーゼルのDEPOT BASELなど。写真は2013年4月にミラノのギャラリーGarage Milanoで開催されたグループ展「Juice」から。 このエキシビションのキュレーターはStudiopepe。彼女らはデザインの仕事だけでなく、デザインキュレーターとしてのセンスも優れている。

なおエル・デコの新年第1号はトレンド予測が定番特集で、今まで新進デザイナーとしてシュテファン・ディーツやミュラー・ファン・セーヴェレン も取り上げてきた。今年のこの号の第1特集「ふたり暮らしの部屋」では、彼らの自宅やスタジオも紹介されている。

その他の記事では、MITメディアラボの副所長、石井裕教授にINTERSECT BY LEXUSにて取材。 その後、レクサスは2014年のミラノサローネでMITメディアラボと組んで展示を行うことが発表されている。