この年はヘルツォーク&ド・ムーロン設計のメッセ会場新館が使われた初めてのアートバーゼル&デザインマイアミでもあり、何かと盛り上がっていたように感じた。デザインマイアミを訪れたカニエ・ウェストが急遽、その日の展示終了後にイベントをすることになり、それを観られたのが個人的にはいちばん思い出深かったこと。深夜にイベントが終わり、ホテルに帰るバスのない時間でどうなることかと思ったら、メッセ前のタクシー乗り場に次々とタクシーが来るというバーゼルのインフラ充実度にも感心した。写真はイベント後に遭遇したコンスタンティン・グルチッチ。
この時はベルン、バーゼルと取材して、ヴィトラハウス、シャウラガー、バイエラー財団美術館、DEPOT BASELなどを訪れた後、チューリヒのギャラリーやミュージアムを丸1日観てから、ストックホルムのMillesgårdenでマッツ・グスタフソン「FASHION, FIGURES, FACES」展を観て帰国した。