カーサブルータスの柳宗理特集号が最初に出たのは2001年の初めで、自分が最初に買ったカーサでもあった。2003年に出た柳宗理ムックで大幅に記事が追加され、それがさらにアップデートされて発行されたのがこの特別編集号。新たに追加されたページのテキストを十数ページにわたり書いた。
まずバタフライ・スツール、カトラリー、エレファント・スツールという3点の代表作について。できるだけ多くの資料に目を通し、実際に触れたり使ったりした上で、限られた字数にまとめた感じ。写真のカトラリーはこの時に購入。
深澤直人さんとともに柳が手がけた横浜の公共デザインを訪ねるページと、深澤さんが柳のプロダクトデザインについて語るページも担当している。とても的確で示唆に富んだ話を聞き、深澤さんと柳の感覚の繋がりを感じた。