
上記総論でも引用したけれど、この年の11月、スイスのデザインに関するダニエル・フライターグのセミナーで「あらゆるデザインはサスティナビリティを前提とすべきであり、商品としての完成度よりも、社会や環境における完成度を優先すべきだ」という発言があった。 この方向性は2010年に21_21 design siteで開催されたポストフォッシル展とかなり共通していて、個人的にもそれがデザインの進む道なのではと思う。
なおこの特集、自分が書いたところ以外のページもとても充実していて、編集力の高さに圧倒される。この特集で予見されたことが、すでにいろいろと現実になってきているとも思う。
写真は誌面でも取り上げたNathalie Lahdenmäkiの器。この年のデザインウィークで気に入ったもののひとつ。