Dec 1, 2004

pen, Dec 01, 2004

特集はブックデザイン。担当したのはブルーノ・ムナーリ、ルー・ドーフスマンが手がけたテレビ局CBSの本、原弘、スイスのバーゼル派を代表するカール・ゲルストナー、チェコの1960年代のペーパーバック、スウェーデンのオレ・エクセル。

ムナーリの文章は、ある洋書のキャプションで指摘されていた、彼の絵本に主人公が登場しないことへの気づきが大きかった。読者こそが主人公というコンセプトは、デザインを「万人のためのアート」と捉えた彼のフィロソフィと繋がっている。