Aug 14, 2012

BERNDT FRIBERG

8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで8月8日から27日まで開催の「BERNDT FRIBERG」展に関連して、エキシビションに合わせて制作された同名の本の編集とテキストを担当。発行は小山登美夫ギャラリー。

グスタフスベリに工房があったベルント・フリーベリは、20世紀の北欧を代表するスウェーデン人陶芸家。個人的には、北欧のヴィンテージの器やデザインに興味を持つうえで、大きなきっかけになった作家の一人だった。ファビアン・バロン、マッツ・グスタフソン、テッド・ミューリングなどフリーベリの器を愛好する著名人も多い。

このエキシビションでは展示構成にもかかわった。写真は施工途中の会場。今まで1度に見たことのないほどの量のフリーベリ作品を、テキスタイルを背景にディスプレイした。背景の色と作品との組み合わせを考える作業も楽しかった。

pen, 1 Sep 2012

超・仕事人というページで、ドイツ人デザイナーのStefan Diezにインタビュー。日本で発売が始まった椅子「Chassis」に加えて、デザイナーになった経緯や、コンスタンティン・グルチッチのもとでアシスタントをしていた経験などについても話を聞くことができた。想像していた以上に気さくで謙虚だが、デザイナーとして現代性を志向する姿勢も明確だった。

同じページではArts & Scienceで個展をしたスティーヴ・ハリソンのインタビューも担当。また巻頭コラムのDESIGN LOGでは、1981年のメンフィス第1回展覧会から参加していたピーター・シャイアが現在作っているマグカップなどを取り上げた。

この号はバーナード・リーチを特集した記事の密度が濃かった。文章を書いているのは萩原健太郎さん。

写真はシュテファン・ディーツのChassis。新しくなったウィルクハーンのショールームでのレセプションにて。

Jul 20, 2012

pen, 1 Aug 2012

巻頭の定例コラムDESIGNLOGで、FormafantasmaのCRAFTICA、田村奈穂さんのSEASONS、トラフ建築設計事務所のコロロデスクとコロロスツール(イチロのイーロ)を取り上げた。Formafantasmaがフェンディと組んでデザインマイアミ/バーゼルで発表したCRAFTICAは、魚の皮や貝殻のような通常は廃棄される素材を、フェンディの職人技を生かして家具やツールに活用したもの。これまでの革製品の概念を変える質感や色が、プロダクトに生かされる可能性を秘めている。

写真は昨年のデザインマイアミ/バーゼルで展示されていたFormafantasmaのMoulding TraditionとColony。

Jul 4, 2012

AXIS #158, Aug 2012

カッセルで9月まで開催されるドクメンタ13では、韓国のアーティスト、Moon KyungwonとJeon Joonhoが「News from Nowhere」という展示を行なっている。これは彼らが世界各国の複数の建築家やデザイナーたちとコラボレートしたプロジェクト。その1組として参加し たtakramによるハイドロレミック・システムという一種の“水筒”についての記事を担当した。「News from Nowhere」は、放射能汚染や海面上昇が進んだ未来の地球での人間のありかたがテーマになっていて、takramはそのフィクションの世界に基づき、 人間を水筒化するシステムをデザインしている。

定例ページの inspiration では、 ミラノ・サローネのサローネサテリテで観た FROM YUHANG を取り上げた。コンテンポラリーデザインの視点で中国の伝統的な技法や素材を捉え直したプロジェクトだが、過去の遺産を現在に活かすというよりも、現在の財産を未来に活かす視点を強く感じた点で、他の似たような事例と異なっていた。

 

この号、他の記事ではアントニ・ムンタダスなど取り上げていて面白い。あとはRCA学長のポール・トンプソンとBlack Eyed PeasのWill.i.amの対談を取り上げたページも。インテルのクリエイティブ・イノベーション・ディレクターでもあるWill.i.amは、ラジオが発明されて以来、音楽ではなくテクノロジーが音楽産業 をつくった、と話す。上のムービーは「Black Eyed Peas - Don't Stop the Party」。

Jun 20, 2012

Casa BRUTUS extra issue MUJI & ME

無印良品をフィーチャーしたカーサ ブルータス別冊で、Found MUJIについての深澤直人さんの取材記事と、MUJI to GOハンドブック中の一部原稿を担当。MUJI to GOハンドブックで取材したのは平林奈緒美さんと藤本壮介さん。

写真は自宅にて、無数にある無印製品のひとつ。

Jun 15, 2012

商店建築 連載「New Definition of Design」

「20世紀に発展し確立されたデザインは、その概念や役割を大きく変えつつある。この新連載では、既存のジャンルを超えて活動するクリエイターとのQ&Aにより、現代デザインの方向性を明らかにしていく」というのがコンセプト。リミテッドエディション作品を中心に発表するデザイナーなど、従来のデザイナーとは違う活動や作風に特徴がある人を取り上げている。

こんな連載がしたいと思ったのは、ベルギーのROTORの活動を知ったのが大きなきっかけ。写真は2011年春にミラノのFondazione Prada で開催された「ROTOR - ex limbo」展の書籍。

2011年9月から連載中。

kwangho Lee http://www.kwangholee.com/
清水久和 http://www.sabostudio.jp/
mischer'traxler http://www.mischertraxler.com/
Scholten & Baijings http://www.scholtenbaijings.com/
Ana Kras http://www.anakras.com/
吉行良平 http://www.ry-to-job.com/
ROTOR http://rotordb.org/
Tomas Alonso http://www.tomas-alonso.com/
PANTALOON http://www.pantaloon.org/
Lindsey Adelman http://lindseyadelman.com/
Daphna Laurens http://www.daphnaisaacs.nl/


Jun 10, 2012

Casa BRUTUS #148

ミラノサローネ2012速報のページで、今年、人気のあったデザイナーなどについてのテキストを一部担当。この記事でトップデザイナーとして挙がっているのは nendo、Ingo Maurer、Ron Gilad、Scholten & Baijingsなど。この4組のうちショルテン以外についてはどこか共通性があって、それが2012年らしさということかもしれない。

またLIXILのミラノ出展のページでは、現地で原研哉さんからもらったコメントを織り込んで原稿にしている。

写真は2012年のサローネ関連で個人的に最も印象的だったもののひとつ、Jetske Visser の「soot」。オランダの若いデザイナーのグループ展、The Dutch Invertuals で展示されていた、煤を使ったデザイン。